ふぃるふぃ～るの方針や理念

まずはじめに
ふぃるふぃ～るでは
プロの世界を子供たちに
安易にお勧めしたりは致しません。

何故ならばこの日本では
「ミュージカルの世界」での活躍は
(日本でなくとも、またこの芸能の世界では)
運にも左右される非常に不安定な
「職業」にもなりえない閉塞された世界だと
主宰であるAyukoは感じています。

では・・・なぜそんな
ミュージカルのクラスを作っているのか。
まず
ミュージカルは「歌・踊り・演技」と
３つの要素で成り立つ複合的な表現です。

・踊りながら歌う
・歌いながら演じる
・演じながら踊る

最後は「歌って踊りながら演じる」までいき
一つの「役」という作業が完成します。

それぞれのレベルが最高値でなくとも
かなりの確率で
２つの要素は絡み合って表現されます。

社会での様々な仕事も
職人的な特殊な仕事でない限り
「たった一つのことだけ」では
仕事にならないことの方が多くあります。

社会でリーダーシップを担える人は
必ずと言っていいほど複数の事を
同時にこなしていると思います。

ですのでこのミュージカルをいう表現を使って
複数の事を同時にこなすという訓練を
していることと考えています。

そしてふぃるふぃ～るでは
こちらが優良だと感じたオーディションには
積極的に受験をお薦め致しております。

これは実は誤解を招くもとになるので
ここであえてお話し致しますが。

これこそ「プロの世界を勧めている」様に見えますが
実際にはそうではありません。

私は「オーディション」＝「現代社会の就職活動」と
同じ様な位置づけで考えています。

今の学校教育では
勉強以外の競争を避ける傾向にあります。

足並みを揃えて力を合わせる。
これはとても大切な教育でもありますが
ただそれだけでは「個性」は育ちません。
そして「自分」というものや「他人」というものを
見つけられない、見失う怖さがあります。

オーディションというものは
様々なドキュメントでも見られる様に
本当に残酷であり熾烈なものですが・・・。

それは「あんな小さな子が・・・」という視点で
見てしまうからであって
実際には高校大学を卒業し
就職活動での面接・ディスカッション等の現場と
そう変わらないと思うのです。

高校大学と
学校教育の中で「生身の人間と競う」事を学ばずに
数値とデーターだけで順位を決められ
育ってきた大人の予備軍たちが
今こまっているのは。

単なる「就職難」だけでなく
そういった部分での「経験不足」も
足を引くのではと思うのです。

だからこそ・・・学校では教わらない
「生身の人間と競う」経験を。

そしてその為に苦手に立ち向かう努力を。
さらにはその努力をする方向を
きちんと見極める眼を持つことを。

オーディション受験をいう機会に
体験してもらうためと考えています。

結果が出ればもちろん
本人の自信につながりますし
例え結果が出なくとも
「悔しさ」から逃げすに立ち向かい
次のステップを目指す事を繰り返すうちに
本当の「強さ」を身につけ
その結果たとえどんな職業に就いたとしても
その職業のプロフェッショナルとして
生きがいを持って仕事ができる
その様な大人に育つ材料になるのではと考えています。

大変有り難いことに
それが功を奏したのかどうかは
分かりませんが
現在様々に結果も出始めています。

それだけをご覧いただいてしまうと
ふぃるふぃ～るが子役オーディションの
【お受験スクール】のように見えてしまいますが
私たちは【お受験スクール】ではないと
考えています。

結果を「出す」のではなくて
普段からの心がけを怠らなければ
結果は必要な時に必ず「出るもの」だと考え
オーディション対策クラスでは特に
「オーディションという課題にいかに立ち向かうか」
という姿勢や方向性を一緒に
見出すお手伝いを致しております。

大人たちが押し上げて掴む結果では
「子供としての成長は限界がある」
だからこそ時間がかかっても
「子供が自分自身で掴める強さを身につける」
それを大切に考えております。

一過性の結果を見据えるのではなく
合格不合格関わらず
全ては大人になるための通過点として
この様々なオーディションを取り入れています。

もちろんそれぞれのオーディションでの
「適性」もオーディション受験前に
必ず正直にお伝えして
受験そのものはご本人や保護者の方々のご意志で
決定して頂いております♪

やみくもにそれこそ安易に
受験を勧めたりは致しません。

毎回の受験に関しましては必ず
「個々の目標」を重点的に話し合い
オーディションまでの過ごし方を決めていきます。

これもまた
「自分のペースや実力を見つめなおす」という
社会で生き抜く手段として
必要不可欠なスキルだと考えています♪

・・・とこのように
主宰Ａｙｕｋｏの様々な経験を通して
ミュージカルが青少年の成長にきっと役立つと信じ
ミュージカルクラスを開講する事に至りました。

少々難しい事を言いましたが
要するに
「ふぃるふぃ～るは子供たちの未来の
本当の幸せを常に考えたい」
ということです^o^

「本当の幸せ」は人それぞれです。

ですがきっとどんなものでも
「人を欺かず」「人を傷つけず」「人を裏切らず」
「自分で決めて自分で努力し自分で手に入れる(夢を掴む)」
これこそがだれにとっても
「本当の幸せ」への近道ではないかと思います。

ふぃるふぃ～るはお受験スクールではなく
あくまでお教室であり「私塾」ではない
これを皆様にご理解いただければ大変ありがたいです♪

それでは今後ともふぃるふぃ～るを
どうぞ宜しくお願い致します♪

長文を最後までお付き合い頂き
有難うございました♪

ふぃるふぃ～る
中村亜由子